ウルルへ行く=登頂する!
と、計画を立てる人達が多いです
しかし国立公園当局などは、以前から「登頂しないで下さい」と呼びかけていて、
近い将来、完全に登頂禁止にする予定でいましたが、ついに登頂禁止が決定になりました!!
2019年10月26日にてウルル登山は禁止になります。
エアーズロック(ウルル)は先祖アボリジニが
「聖地」 としています。
実際に、 「私達は、ウルルに登りません。 どうかエアーズロック(ウルル)に登らないで下さい」
と看板がありますし、
公式サイト(英語)にも書いてあります。
その理由の一つに、 この地を所有しているアボリジニの人達が、
「自分達の地を荒らさないで欲しい」
と願っているからです。
また以下の理由もあげられます。
・ウルルの頂上にはトイレがないので排泄物があったり、また嘔吐物があったりする
・観光客や登山客によるゴミ投棄問題
・ウルルは滑りやすいため、滑落事故が増加
このような自体から、 衛生面や登山環境が良くなかったりと影響が出ているからです。
しかし完全に、登頂禁止にしない理由が2つありました。
1つは、アボリジニの人達は、 「各自が責任を取って判断して欲しい。
聖地のウルルにリスペクトを払い、登らない事を選択して欲しい。」 と思いを込めているので、
登頂禁止命令を出しませんでした。
もう1つは、このウルルに入るには、ウルルーカタ・ジュタ国立公園入場料が必要なのですが、
リース料をオーストラリア政府から貰っており、生活費の一部としていました。
なので、完全登頂禁止にはせず、私達日本人を含む観光客の登頂を、渋々認めていました。
ですが、1990年代は、70%の観光客が登頂を希望していましたが、2011年〜2015年には、16%にまで減少しました。
アボリジニの複雑な思いが込められているエアーズロック。
長期に渡る議論の末、ついに登頂禁止が決定になりました。
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